2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

自民党の歴史検討委員会の「大東亜戦争の総括」で「満州は中国のものではないと思う」議論がなされました。この論はかって「満蒙解決」論議のなかであったことは事実ですが、もちろんそれは「満州」支配を正当化するための議論で、「大東亜戦争の総括」が国…

ものの見方

ものの見方というものは、二極対立だけではなく、それらが混ざり合った所にあると思うのです。だから、一方からものの見方では、必ずまちがった見方を自分でも知らずうちにしてしまうものです。たとえば、徳川時代の民人の大部分は農奴で、日本の真の心と言…

相好理解

倒幕というホンネを包む相好理解によって成り立っていたものが、倒幕後から、この平行感覚がくずれ、あとは政権維持のタテマエがむき出しになることにより、ホンネを持つ者は邪魔扱いされる。これは、中国太古からの歴史上、例には事欠かない。日本の歴史で…

維新当時の国際状況

ロシアは兵力百余万、いまにもトルコを飲みこもうとし、いまにも朝鮮を領有しようとしています。ドイツも兵力百余万、さきにはフランスを踏み破り、いまやアジアにまで勢力を伸ばそうとしています。フランスも兵力百余万、いまやドイツに報復しようとし、最…

未開発民族

自国が世界の中心である考え方は未開発民族の特有な国際感覚の未発達からくる人類の本質である。特に日本が四海に囲まれているという特殊な島国により、侵略や国外進出など他国からの武力による脅威に晒されることなく文化や思想が育った。(一部例外もあっ…

重野安繹が語った西郷の性格

重野安繹が語った西郷の性格 西郷が明治維新において、彼ほど存在価値が際立っていた者はいないのではなかろうか。みんなに期待され、いつもその中心に存在していた。だが彼はこれらの大事件の渦中にあって、どのような方針に基づき考え、将来いかなる見通し…

西南戦争

>それならば、権力欲も戦意もなかった西郷さんに刺客を向けて、戦争をけしかける必要はまったくなかった。 自己本位に目先の利を追っただけではないか。>西郷は、薩摩で武力を持った時点で攻撃されても仕方なかった。 大久保が刺客を送ったことには批判的…

隋類の所見不動なり

2年前に中古本屋で昭和33年発行の田中忠雄の「禅人禅話」を買って読みました。定価320円がなんと800円の価格がついていました。私の知らなかった世界で、アジアの大陸にまたがる古今にわたる禅の巨匠たちの物語で、伝説、逸話のようなものです。 それらの話…

日本総理大臣は殺人鬼

>太平洋戦争までの国家指導者が固守した「国体(天皇制)護持」の概念には、「国民を守る」という考えがまったくなく、軍人勅諭はじめ、軍人の任務を規定し、または教えたものの中にも、それを明記した箇所は一項もなかったとのこと。 俗に、西郷は理想派、…

日本は武力侵略思想が定着しているのか

なぜ、日本は武力侵略思想が定着しているのか。 思うに、日本国は、四海に囲まれ、君主が自分の直轄領を除く土地を諸侯に分け与えて領地を治めさせる代りに、国家有事の際には忠誠を誓わせた封建社会で、支配的立場にある人が下の者を、生活を保証すると同時…

過去の過ちに

> 過去の過ちに対して、怒ったからといって、何の解決になるでしょうか?。死者をともらい同情するしかないでしょう。> 済んでしまったことに怒っているのは不健康で、いま起こっている問題にこそ、怒るべきでしょう。 それは、人の感性の問題で、あなたが…

民族意識

>庶民の生活をよく知ることは、統治者の能力をよく知ることにもなります。人とは、他人の生活について無頓着なものです。なぜなら、いつも自分を中心に物事をかんがえるからではないでしょか。この私も始に自分があり思うことが最初にきます。ただ、自分を…

日本総理大臣は殺人鬼

維新改革の潮流の中で明治維新の指導者へと飛躍していった大久保・西郷・木戸・岩倉とその徳川幕府側の悲劇的な運命をたどっていった多くの若者らがいた。どちらも若者であり国のためか、夢のため、それとも信念と確信もとか、それぞれの個々のあり方はその…

土方歳三

新政府軍は五陵郭に向かって進軍。歳三は台場山で大勝利を収めるが孤立状態になり、やむなく撤退。予め死を覚悟していた歳三は、小姓の市村鉄之助を郷里多摩の日野に使に出し遺品(写真・毛髪)と辞世の歌を託した。 孤立した弁天台場を救出すべく五月十一日額…

蜘蛛の糸

芥川龍之介の「蜘蛛の糸」はご存知のように「お釈迦様があるとき蓮の池を見たら、地獄で苦しんでいる人々のなかにかつて蜘蛛を助けたことのある大泥棒カンダンがいたので、彼のもとに蜘蛛の糸を垂らします。カンダンはその糸をたどって地獄からはい上がろう…

馬鹿

知識は大切である。しかしそれは量が問題ではない。いかに正しい知識を得、自分のものとして消化していくことかが重要なのである。無知を恐れるなかれ、偽りの知識を恐れよ。簡単にいえば、人の無知、無識、無精神は人間の本来の姿である。無知、無識、無精…

老子は「道」ムハンマドは「アッラー」キリストは「神」釈迦は「仏」孔子は「仁」など、その教えの基となるものは、それぞれ違うが、これらの教えは、人が生きるうえで、そのより所になりえるものとして誰でも意外と簡単に持てる。この全世界の多くの者に行…

日本の繁栄

歴史をみれば、いつの時代でも、国や政府による過酷な収奪により苦しめられ、痛めつけられてきた。民人からみれば、国や政府というものは、自分達の生活を常に脅かす存在でしかない。つまり、役人は「おかっねくて」、「さからうとなにをしでかすか、わかん…

c5525jpさん>ごちゃごちゃ言わんで、早いとこ満州と中国が一体だったという証明をしてくれよ。 1906年5月23日元老閣僚会議で伊藤博文は「満州は決して我が国の属地ではない。純然たる清国領土の一部である」はっきりと述べているよ。また、1915年1月…

c5525jpさん>して、国民党の指導者はそれを知らなかったと?国民党の指導者はそれを知らずに、満州と中国は別、だから革命が必要だと論じたと?国民党の指導者より貴殿は支那の歴史に詳しいと?国民党の指導者はそれを知らずに、満州と中国は別、だから革命…

c4416jpさん> 唐紹儀はまた大胆な、歯に衣をきせない独特な語り口で、目下さかんに取沙汰されている噂にふれ、新しい同盟は、清室にたいする変則的行為が無効であることを明らかにし、優待条件による諸特権の回復を保証するよう主張した。彼はまたこの提案…

gdhb7215 さんの最後の投稿故意なのか、単に知らないのか。外交問題なら時系列に並べて語るべきだろう。それにしても、あの程度で20年近くにもわたる期間の国の外交の、一体何が語れるのか。 関税自主権問題だけでも、複雑な背景と歴史的因縁と、長い交渉の…

gdhb7215さん>もし右を、一国主義・国家主義とすれば、たしかにそうだ。しかし、第一次大勢以後の主要国の一般的な傾向がこうだった。日本だけの傾向でもない。 イギリスやフランスなどは、すでに植民地を抱え、本国と海外領を一体にしたブロック経済に向か…

gdhb7215さん>一国の是非を、わずかに幣原外交を語ることだけで、擁護したり非難したりするのは不可能。そんなことを本気で考えている香具師がいれば、基地外か、ハッタリ屋か、単なる物知らずだ。 そのわりには幣原外交を高く評価しているんじゃないかい。…

c4416jpさん>満州は、1911年締結の清帝退位協定が遵守されている間は中国と一体とみなすべきでしょうが、1924年に支那側が一方的にこの協定を蹂躙しておりますので中国の領土ではありません。 この協定を蹂躙した結果、蒙古の王族は支那から離反しま…

gdhb7215さん> 反国民政府軍じゃなくて、国民政府内部における右派と、左派・共産党との対立が激しくなっていたんだ。それに東支鉄道を巡りソ連とも揉めていた。だから蒋介石は日本との協調を求めた。日本も、その気運を素早く捕らえて、対支関係での遅れを…

gdhb7215さん>満州の権益を投下しているというが、立場の相違を超えたところで、矛盾を感じるだよ! 上記の協定に従って、日本は満州の経営にのりだした。そのため鉄道、電力などインフラ整備に資本を投じた。別におかしなことをしていないけど。 そう思う…

徳を施す

徳を施す の「徳」は恵み, 恩恵のこと徳が備わるとの「徳」とは、心がきれいで努力しないでも、すべての行いが人の模範とするに足ること。徳とするの「徳」とは、精神的・物質的に人を救済する善行のこと。故人の徳を傷つけるの「徳」とは、高徳に裏づけられ…