2009-03-01から1ヶ月間の記事一覧

天皇機関説

憲法で天皇の政治的機能を曖昧にしたのは、天皇を専制政治(元勲たち)のかくれみのにしたからで、権力機関としての役割を明示してはならんかった。だから、政党内閣を実現するためには、元勲らが亡くなると天皇機関説を立てる必要があった。

明治13年ころの米

日本は1880年(明治13年)ごろまでは自給自足していたが 90年代になると、人口増加や国内の工業化が行われようになると 食料生産が国内需要を賄うことができなくなり、毎年外国から米穀 を輸入して補充するようになった。これを数字で表すと明治23年、日本の…

天皇と憲法

明治政府が作った天皇も憲法も、わが国内に目覚めた国民の進歩的・民主主義的なるものを圧殺する中で生み出され確立されたものである。したがってこれらのどれ一つも、国民の誇るべき伝統に数えられる資格を持っていないのである。

日本の天皇制

日本の官僚制は天皇制と言って世界でも珍しく近代にいたってはじめて生み出された品種で、しかも中世期的精神の継承・受精においてのみ可能な勾配種のひとつである。

日本の官僚組織

政治とは、住みやすい社会を作るために、委託された者が立法・司法・行政の諸機関を通じて国民生活の向上を図る施策を行なったり 治安保持のための対策をとったりすることです。官僚とは、国の行政面の仕事に従事する人たちで、官僚が政治に多く関わると官僚…

日本の権力構造

官僚政治家吉田がその権力構造を堅固に構築しようと企てるとき、もっとも頼りとするのは当然気心の知れた官僚であった。占領当局も戦前の日本優秀な統治技術を身につけた官僚集団を利用すべき絶好の対象として映っていたからだ。吉田は高級官僚の政界導入を…

巨大な権力

戦後政府の役人の頂点に立つ高級官僚らは、自ら保守党に続々となだれ込んで、その一党支配下にあって、官僚と政府与党の一体化が進んだ。そして、政府特殊法人、公益法人などの外郭団体、あるいは国の仕事を請け負う企業などへ天下りすることによって、政財…