2002-08-01から1ヶ月間の記事一覧

天皇は人為的に作られた

中国で「皇」が付くのは中国皇帝だけで、東海の島国が勝手にへんな称号を使っているとなると、国交断絶になりますからね。だから、内緒で皇帝を持っていただけで、暗号のようなものであったのです。「天皇」という言葉は、江戸時代の口語、公家日記、公家随…

人は進歩しなければならない

人は進歩しなければならない。いや、進歩する権利がある。進歩とは、人類が歩んできた過去の事実の積み重ねである。物語に進歩があるわけがない。人は常に進歩し続けてこそ文化的になるのである。過去に価値観を求めてはいけない。けして、過去に立ち戻って…

青い山脈

昭和22年に新聞連載に始まり、単行本となるや当時の大ベストセラーとなった「青い山脈」(石坂洋次郎作)なかにある一文を紹介します。幼稚なラブレターから発展した若い英語の島崎雪子先生と生徒との物語です。雪子は、気分の転換をはかるために、チョーク…

賭博の賭博たる本質

牌を片手に世渡りしている身だからね、 文字は必要が無いのさ。必要なのは勝負における感性だけだよ、確実に利益が保障されていればそれは 投資であって、 賭博とはいえないないからね。賭博は一見どんなに確実そうにみえても、 それが絶対ではなく、自分の…

民主主義国

民主主義そのものなど、どこの世界にもありゃしない。あるのは、歴史的に強く条件づけられた各種の民主主義国家だけである。

国体

「国体」とは、国振り・国柄を意味しているといわれ、ある国の基本的な特徴といった意味です。 なにをもって日本国の「基本的な特徴」と考えるかは、千差万別であるが、この語の用いられる脈絡では、大筋でふたつの概念が存在していたといえよう。ひとつは、…

エノラ・ゲイ

広島に原爆を投下したB29爆撃機の名前です。 国家命令といえ、はからずも多数の生命が奪った「エノラ・ゲイ」の乗務員たちは、その後、自分たちの犯した行為をどう感じているのだろうか。 朝日ジャーナル「原爆を落した男たち」よりアメリカの心理学者ウィリ…

民族主義とは

東條英機の秘書官赤松貞雄の話で、南京に入る道路の上に、斥候などで中国側に捕まり処刑された日本兵の死体が置いてあったそうです。その死体は、手足が切られ、性器も切られて口の中に入れてあるという。それが何メートルかおきに並んでいた。それを見て日…

尾崎行雄

私の六十年以上の経験によれば、日本人の頭では政党はできないと考えている。徒党はできるだろうが、政党はできぬ。 日本では団体を作れば、すぐ徒党となる。 今の日本の教育では、政党など作れるはずがない。言葉の正しくない、また意味のわからぬことを教…

エゴと伝統

戦前のように、人の無知に乗じて、その人格や価値判断まで奪い取り、その構成員のひとりとしてエゴ的存在として利用することは、やはり人の尊厳を奪う行為だとおもうのです。 >私も法に関して無知です。でも疑問を持つことが出来てると思います。やはり感覚…

人の情

北から南、西から東、風が変われば事態も変わる。北風に身を晒すよりは、春の訪れを告げる東風に託すのは人の情である。

民は被害者

明治憲法のもとでは民人は戦争責任に関しては無実であり被害者であると思います。明治憲法下の自由と権利は人間固有の権利ではなく上(かみ)が臣民に恩恵として与えてくださるものだというような考え方で認められていたので、当時の民人は人間が人間として…

犯罪者の子供

親があるとき犯罪を犯したから、「それゆえに」子も犯罪者だということはない。そのような理由で子を犯罪扱いすることは、明らかに不当である。もし仮に親が犯罪をおかしたという理由で子が犯罪者扱いされたら、子のなすべきことは、そのような扱いの不当性…