構造汚職の体質

朝鮮戦争北朝鮮の南進によりはじまった。一時期に韓国が滅亡的な状況になるがアメリカなどの国連軍の後押しもあって北緯38度線で休戦となる。日本経済は朝鮮特需により景気が回復する。1950年代半ば頃には国民所得第二次世界大戦前の水準に回復した。
終戦直後焼け野原だった日本を世界有数の経済大国に変えた大きな要因として,戦後の占領政策は東西の冷戦の激化に備えアメリカは日本をアジアの安定勢力、反共の防波堤にしようとことが上げられる。また朝鮮戦争の特需もある。それ以上の要因として日本人の過労死に耐えながらの勤勉さも忘れてはならない。
そもそも国民のカネの垂れ流しの始まりは戦後の国家資金の政界財の奪いあいからで、朝鮮特需より、経済再建が推進され、団結力によって強靭な生命力を維持した官僚機構は、そのすぐれた法律知識と行政能力を駆使して、占領政治の急転換に巧みに対応し、それに乗じて中枢に根を降ろして構造汚職の体質を作った。今日まで続いて膨大な赤字を作ったのはこの構造汚職の体制あるは体質からくる。