明治維新の本質

>日本史の中で一番の大嘘はなんでしょうか?

江戸時代は、徳川家康の実力で作り上げ、その実力を持った権威によって、支えられていました。明治の時代になると、維新革命を行ったものらは、ほとんどは下級藩士や貧乏公家の若者であったので、権威もなく実力もないから天皇を祀りあげ自分らの権威として利用して、新政府を作り上げた。そして日本国民を「臣民」に陥れことに成功して、自分らは難なく個人的な栄達を求めることができたのである。当時孝明天皇は幕府を頼りして、公武合体思想を持っていましたので、孝明天皇を生かしておいては、討幕が実現しないということで、これを毒殺したのは岩倉具視だという説もあるが、16歳の明治天皇をロボットにして新政権を作ったことから見ればまんざらではないと思う。日本は明治維新よって近代化されたと思っておるものが多いのはなんと嘆かわしいことであろうか。日本の近代化に浴したのは彼らだけで、臣民は、「インド以下」という極端な表現をされた例もあるほどの貧窮を強いられ、権利などというものはほとんど与えられず、臣民として不断の戦争にかりたてられつづけたのである。
彼らは外国条約などの事は少しも分からない田舎漢の人達で、もとりより外国条約などは、研究したこともなければ、意見もなかった。だから条約改正の草稿などを示されても、元勲はこれを持ち帰って自分の書記官に示し意見を尋ねるが、これらの書記官等も地位を作るのに汲々たる輩であったので、何か意見を呈せざれば、働きなきがごとく思われるのを恐れて、アカデミカルな論を持ちだすと、元勲らはこれを見る学識がなく、直ちにこれをもって自己の論として主張するのが常であったのです。


>日本史の中で一番の大嘘はなんでしょうか?

天皇は「自分の意に反しても、政府の決定には裁可せざるをえない」ような、ことを戦後に述べております。しかし、政府が公式に裁可を請う前に、内奏と御内意のやりとりがある。その段階で天皇の意思は十分に発揮され、天皇の意思に反して、いやおうなしに裁可させられることはないと思う。よって昭和天皇は自らの意思を政治に反映させていたことは、天皇自身が誰よりもよく承知していたと思うが。