天子に対する民人の普遍の思い

天子に対する民人の普遍の思い

お陽さま昇れば野良しごと
お陽さま沈めば帰って休む
井戸を掘っては水を飲み
田を耕してはめしを食う
天子さまのお力なんぞ
あってもなくても関係ねぇ・・

民人の心のなかに、普遍的に息づいてきた思いであろう。

歴史をみれば、長年にわたって、民人は、国や政府によって痛めつけられてきた。
現れては消えていった、たくさんの政権は、民人にとってはすべて悪でしかなかったのでしょう。民人に対するあくなき収奪のうえに、これらの政権が成り立っていた。いやはや、民人にとっては、はなはだ迷惑なものだったのでしょう。

「天子、我に於いて何かあらんや」