伊藤公の子供

稲妻強盗こと、坂本慶二郎、神出鬼没かつ残忍に殺傷するところからついたアダ名である。
彼は伊藤正隆と名乗り、八の字髭をたくわえ紋付姿の立派な風采で諸方に出没した。この紳士がひとたび強盗となるや疾風迅雷、日に48里を走ると噂され、稲妻強盗のあだ名がついた。明治32年に捕まり、殺人数件、強盗数十件の罪により死刑、時に34歳。
彼は伊藤博文公の落し種だと称して、遊郭などではけっこうそれで通用していたという。
女に手がはやくて、精力絶倫で、いかにもお血筋にみえたという。
維新の元勲も一皮むけば強盗人殺し・・・・・と、稲妻強盗は言語で示していなことになろうか。彼はけして郎党を組まなかったという。

歴史は繰返すというけれど、いまの日本で同じ事が行われていると思うが、いかがかな。
家計はその収入の限度ないで、生計を立てるのがあたりまえのことである。よって、国家予算もその中でやり繰りするのが普通であるが、不足はのほとんどは、その無駄使いにある。無駄使いの原因は政治や官僚らは、民人に奉仕する精神というか、政治や行政の哲学がないことである。いや、政治・行政哲学をもたなくていいようになっている。いやいや、もたないほうが政治家官僚として都合がいいようになっています。
「哲学」を全部法の下に下駄を預けていればいいからです。
その無駄使いを法の下に民人からまるで強奪のように、奪われる。
政治とは、住みやすい社会を作るために、統治権を持つ(委託された)者が立法・司法・行政の諸機関を通じて国民生活の向上を図る施策を行なったり 治安保持のための対策をとったり することです。つまり、「国民生活の向上」「治安保持」が最大の目的だと思います。なのに、不審船は堂々と往来しても、指をくわえていたり、暴走族が我が物顔で、信号を無視したり、年寄りや世の中を知らない若者らは悪徳電話セールスに引っかかり被害が増え続けている。バブルで不正貯蓄した経営者やその関連企業らは、捕まることがなくて、悠々自適な生活をしている。政治秘書政策費のほとんどは、政治家の家計に組み込まれ、秘書は票集めに翻弄しているか、金集めをしているかどちらかである。そのツケを民人が負担している。つまり、法の下に強奪されている。
悪いことする人らが蔓延り、普通の生活をするものが我慢する。世の中は不思議なことばかり。