明治維新の課題

大久保、木戸、西郷らは幕府を中心とする幕藩体制を崩壊させたが、しかし、これからの日本のモデル、ないし、シナリオがすでに用意されていたかというとそうとは思わない。

そうすると、本当の明治維新の課題はなんであったか?

政権奪取のクーデターの目的は?

彼らは、近代国家と踏み出した日本は、未来のビジョンを理解し、その課題を担うことのできる人間であったか。?

政治・経済の領域における制度、技術にかかわる知識があったか。?

近代西洋に発達した科学や技術を受け容れるだけの人間であっか?

それを作りえる人間、つまり、自然科学や社会科学を生み、技術を生み出す人間であったか?

上記が私の次なる疑問だが、その結果下記のような、特質が表れた。

世界から近代化が遅れていたアジアの中では、珍しく若者達が政権を握った日本は、いままでの権威からのしらがみがなく、既存の考えに束縛されず自由な発想で、国づくりが行われた。

岩倉具視ら遣外使節は、条約改正交渉には失敗したが、西欧の国家スタイルをまなび、これがその後の日本近代化にいかされた。とくに東アジアの植民地化をみたことで、文明化・脱亜化をめざすことになる。学制・徴兵制・地租改正などの推進、鉱山の国営化や官営模範工場の設置を通じて殖産興業策がおこなわれ、庶民の生活の中にも文明開化がひろがっていった。

わかんことが、いっぱいあるなぁ・・・。