歴史は善悪を超えたところにある

歴史で起こったことは,すべて、そうなるべくしてそうなった、流れです。
ここには、悪や善の観念より、歴史の流れがあるだけで、過去の流れは現在から未来に向かっていきます。過去の流れが残すものは疑似体験と教訓だけです。人は疑似体験と教訓で、現在起こりつつあることも道徳観念よりも歴史が現実に流れているそのものを見なければならない。よって、過去の流れが残すものは、流れそのもので、悪や善の道徳観念より、人間の本能思考観念を重視していかなければ正しいものが見えません。過去の流れを正義の思考で考えること自体、不可思議なことである。つまり、歴史は善悪を超えたところにあるということです。