戦後、昭和天皇も東条について「彼程、朕の意見を直ちに実行に移したものはない」と木下道雄侍従次長に語っています。（木下道雄『側近日誌』146頁、1946年2月12日）

戦後、東条も天皇について東京裁判で次のようなことを証言しています。
日本の臣民が陛下の御意思に反してかれこれするということはありえぬことである。

首相就任の直前、武藤軍務局長や石井軍務課高級課医員らがどんなことがあっても仏印撤兵問題は譲るべきではないと文書で東条陸相に進言すると「君達のこの名文は拝見しました。だが、私は天子様がこうだとおっしゃったら、はいと言って引き退ります」と言ってその案文をつき返したという。（軍務局長　武藤章回想録269頁）

戦後、昭和天皇も東条について「彼程、朕の意見を直ちに実行に移したものはない」と木下道雄侍従次長に語っています。（木下道雄『側近日誌』146頁、1946年2月12日の項）