人の無知、無識、無精神

天皇責任が見えない人は侵略・虐殺・残忍な行為など痛みを等身大の重みで感じとることなど、到底、不可能である。
もしもその痛みを多少とも感じ取ろうとするなら、少なくても、抑圧された者からの目から正史を見ようと努力しつづけなければならない。
暴虐にさらされたすべての抑圧された者(死者)からの目に映ったものこそ、まぎれもない日本の正史であり、民人が体験せざるをえなかったものこそ、日本の歴史の正像であることを知るべきである。
つまり、歴史正史の人間の本来の姿は侵略され、差別され、虐殺され、残忍な行為が行われ、あらゆる抵抗を黙殺され、平凡で平和な生活を営むことさえ拒否去れた人々(死者)から見なければ理解できない。

簡単にいえば、人の無知、無識、無精神は人間の本来の姿であり、国の政策(戦争)はこれらの人々を利用したものである。