朝鮮政府の天主教大迫害により、朝鮮から追い出されたフランス人宣教師フェロンは、ハンブルクのユダヤ人エルンスト・オッペルトと、もう一つの遠征隊を計画します。フェロンは、大院君が多年にわたる祖先伝来の古い遺物や遺品が王陵に埋蔵されていることを知っていた。そこで彼は、もしもそれらの遺品類が奪いとられれば、大院君はそれを取り返すために、キリスト教徒たちに対する迫害を停止することに同意するにちがいない、と考えた。オッペルトは、陵墓に蔵されている財宝の話に興奮したらしく、その計画に同意した。そこで彼は、アメリカ人のジ
オッペルト自身は、のちに書物を出版しこの遠征について、彼はその中で、遠征の目的が略奪にあったことを認めている。