アタマ・タランチノ さん>で、唐紹儀のコメントは、北京政府の公式見解なのかね。北京政府は、このコメント通りに事を展開させようとしたのかね。
いいかい。退位協定は、あくまで袁と清皇室との間に結ばれた、皇帝退位後の処遇についての取り決めに過ぎない。

胡漢民の主張って、民族革命の必要性を説くものだよ。清末では、むしろ革命を否定する改良派の力が強かったんだ。たとえば『新民叢報』で開明専制を主張した梁啓超なんかがそうだね。そういう立憲君主制(保皇立憲)に対して『民報』に集う革命派は、「強権を発動する満洲族への抵抗」という文脈で民族革命を主張したんだ。まったく読み違えもいいところだよ。

孫文が売る気だったという話も、主権を及ぼし得るからこそ成り立つ話じゃないか。主権の及ばない土地をどうやって売るのよ?

北伐完了が北京で宣言されたのも、敵は北京政府、ありていにいえば北京政府のヘゲモニーを握った奉天派だったからじゃないか。


ワイもそう思う。

そもそも、清朝打倒の革命が爆破せんとしているという一定の歴史的事実に、その革命を推進する実践的見地から、政治的に下した評価を、その歴史的時期から切りはなし、またそのときの革命目標から切りはなして、全面化し一般化し普遍化して、歴史的評価とすることは、方法的に根本的なあやまりであると思う。