太平洋戦争の遠因

日本の徳川が支配していた政治を田舎者達が一か八かのクーデターで、いっきに幕府が倒壊し、天下の政権を握った。しかし、倒幕側の田舎者達が政治を興していかなければならなかった。最大の課題は、これからの日本の政治と自分達が政治を動かすことの理由が必要であった。みんな徳川家のような権威がありませんから、「玉」を利用して日本の国を作りあげていきます。天皇が絶対君主でもあり、同時に立憲君主でもあるという理解しがたい制度が出来上がります。この制度が、昭和の軍部の独走を許すようになり、満州事変、シナ事変、日米決戦、そして敗戦を迎えます。

明治維新後権威を振ったものは、新聞界でも実業界でも政治界でも、皆田舎漢だと、そのころ徳富蘇峰が「国民の友」の論文でも書いています。明治初期の江戸の没落町人の子であった長谷川 如是閑(はせがわ にょぜかん)は次のように述べています。「時代ののさばり出るその田舎漢を軽蔑して、引込思案になる風が、変革期の没落市民の子には間々あった。私もその一人で、不詳な兼好法師というところである」

参考

薩長とか新政府とか明治維新とか、エラそうに言っとるが、だいたい、こちらが戦争をしたくないと言ってるのに、無理やり戦争をしかけおって、・・ありゃとんでもない悪党で、強盗か山賊みたなもんだわ」(あるばーさん)