2010-07-04 終戦後のわが国では、一億懺悔ように「国民が頑張らなかったからだ、あやまるなら国民の方があやまれと」いわんばかりの、思い上った放言を聞かされた。けれども、わが国の戦争を誘導し指導した人々の間に、祖国を戦争に或は敗亡に導いたことについて、同胞をこの悲況に陥れたことについて、これを同胞の前に詫びるというような気配はほとんど見受けられなかった。宮城前に土下座して頭を垂れた姿を計らずも写真にとられたりしている人々、他に気特のもっていきどこらのなかった健気な民草たちは、或は、かつて親心をもって白任した人々の眼に、同胞 戦争責任