大本事件の真相
＞戦前戦後問わず憲法では宗教の自由は保障されておりますよ。
大本、ほんみち、ひとのみち、ホーネリス教会、灯台社、創価教育学会、振興仏教青年同盟、201教会,六三伝道所などなど、大きな宗教弾圧を受けて迫害と殉教のはざまで多くの信者が殺されておるよ！
ここでは大本にしぼってその弾圧の激しさをうかがってみましょう。
昭和10年12月8日に行われ、200名以上の幹部が検挙され、61名が不敬罪、治安維持法違反で起訴された。理由は、大本教が国体の変革を目的とした結社を組織し政権の奪取を企てた、というものである。
当局はあらかじめ「大本事件の真相」というテキストを作り、その筋書き通りに「現皇統を廃して出口王仁三郎が日本の天皇になる」という自白を要求した。信者たちがこれを頑強に否認すると激しい拷問が行われた。のちの証言によると、逆さ吊りにされたり、仰向けにされて水を鼻やロから注がれた人、廊下を引きずり回されて後頭部の皮がすりむけた人、革靴で一時間余り踏みつけられたり、頭髪をわしづかみにされて引きずられひとにぎりの毛が血もべとっと抜けた人、焼け火箸を尻にあてられた人などなど……ありとあらゆる凄惨なリンチが加えられたことが知られる。大本の弁護人からは国会へ「人権蹂躙根絶決議」が出されて可決されるほどで、この拷問で61人の被告のうち16人が大審院判決までに死亡しているし、精神に異常をきたした人もある。しかも政府は裁判をまたずに大本の全施設の破壊に着手し、大本教を地上から抹殺する、と公言した。神殿等の施設はダイナマイトで爆破され、本部内の地蔵や観音などの石像は首を切り落とされ、神殿の用材は再建をおそれて短く切断されるという徹底した破壊が行われたのである。
以下簡単に述べれば、ひとのみち教団は「教育勅語」を教典にしていたが、弾圧された。新興仏教青年同盟は「み仏の下では、人間は平等である」との仏教の原理を天皇制否定・国体変革とみなしたり、ホーリネス教会には「天皇とキリストとはどちらが偉いか」といったといういいがかりで尋問をしたりという宗教上の教義と現実世界の価値観とのはなはだしい混乱がまかり通っていた。そして、司法機関も当時の国家権力の意向を追認するものでしかなかった。
国家が人間の内面や、国家と次元を事にする宗教、思想、信条等に干渉することの誤り、弊害がいかにおそろしいものであるかを戦時下の宗教弾圧から学びとることができるだろう。
＞戦前戦後問わず憲法では宗教の自由は保障されておりますよ。
大本、ほんみち、ひとのみち、ホーネリス教会、灯台社、創価教育学会、振興仏教青年同盟、201教会,六三伝道所などなど、大きな宗教弾圧を受けて迫害と殉教のはざまで多くの信者が殺されておるよ！
ここでは大本にしぼってその弾圧の激しさをうかがってみましょう。
昭和10年12月8日に行われ、200名以上の幹部が検挙され、61名が不敬罪、治安維持法違反で起訴された。理由は、大本教が国体の変革を目的とした結社を組織し政権の奪取を企てた、というものである。
当局はあらかじめ「大本事件の真相」というテキストを作り、その筋書き通りに「現皇統を廃して出口王仁三郎が日本の天皇になる」という自白を要求した。信者たちがこれを頑強に否認すると激しい拷問が行われた。のちの証言によると、逆さ吊りにされたり、仰向けにされて水を鼻やロから注がれた人、廊下を引きずり回されて後頭部の皮がすりむけた人、革靴で一時間余り踏みつけられたり、頭髪をわしづかみにされて引きずられひとにぎりの毛が血もべとっと抜けた人、焼け火箸を尻にあてられた人などなど……ありとあらゆる凄惨なリンチが加えられたことが知られる。大本の弁護人からは国会へ「人権蹂躙根絶決議」が出されて可決されるほどで、この拷問で61人の被告のうち16人が大審院判決までに死亡しているし、精神に異常をきたした人もある。しかも政府は裁判をまたずに大本の全施設の破壊に着手し、大本教を地上から抹殺する、と公言した。神殿等の施設はダイナマイトで爆破され、本部内の地蔵や観音などの石像は首を切り落とされ、神殿の用材は再建をおそれて短く切断されるという徹底した破壊が行われたのである。
以下簡単に述べれば、ひとのみち教団は「教育勅語」を教典にしていたが、弾圧された。新興仏教青年同盟は「み仏の下では、人間は平等である」との仏教の原理を天皇制否定・国体変革とみなしたり、ホーリネス教会には「天皇とキリストとはどちらが偉いか」といったといういいがかりで尋問をしたりという宗教上の教義と現実世界の価値観とのはなはだしい混乱がまかり通っていた。そして、司法機関も当時の国家権力の意向を追認するものでしかなかった。
国家が人間の内面や、国家と次元を事にする宗教、思想、信条等に干渉することの誤り、弊害がいかにおそろしいものであるかを戦時下の宗教弾圧から学びとることができるだろう。
