ワイロ

政治の流れには、そのときそのときの指導者が存在するわけですが、過去の政策(国策)がいかに、民人に影響を与えたか、です。この国策がすべて正しく行われてきたとすれば、過去の歴史は人になんの教訓ものこしません、害おおく、利なしです。ですので、過去の歴史において、国策の失敗や責任を把握することは、よい経験になり今後の社会においてはなにが自分のためになる政策か、そうでないかの判断を持たなければなりません。それゆえ、過去の間違った政策や責任を民人はみんな知りうる権利が有するものと考えています。そうしないと、いつも権力者の思うように政治を篭絡され、苦しむのはいつも真実を知らせられない民人です。だいたい、ワイロとか、利権とかは大昔の時代から存在しているわけで、今回ムネオ君が捕まったわけですが、彼などは全然自分のしたことが悪いと思っていません。これは、このような、政治資金のながれは、通常だれでも行われているということではないでしょうか。つまり、氷山の一角です。マキコさんもまた、同じようにおもっているのでしょう。他の議員も影では「彼はちょうとやり過ぎだよ」とぐらいにしか思っていないのでは。政治家の道徳や倫理観は最低で、民人のことなんか考えて行動する人なんか、いないのでは。そこで思うのです。どだい民人が悪いことはやめろと口でいっても言うことなんかききやしないものです。そこで、やはり法で彼ら規制していくことが良いと思っておりますが、しかし、なかなか大変ですね。
議会の機能たる立法権は政治家が本来もつものであるが、今日の政治家は不勉強で、法律を立案する能力がない。なぜなら、官僚が立法のための基本のシナリオをつくり、監督もやる。そこまでお膳立てされたら、政治家は官僚の思うままに動くしかない。役に立たなくなった法律を廃されることは、自分達の利権が侵されるのではないかと疑心暗鬼になっているのであろう。その点からみれば宗男君は官僚を動かすコツ(恫喝、脅迫、暴力)を心得ていた。
たとえば、厚生年金や国民年金の積立金の6割が不良債権化している。そのほとんど、政府が運営する特殊法人の赤字の垂れ流しに使用されている。特殊法人を管轄する省庁官僚と族議員の利権にメスを入れないと平気で食い潰され残るものは経済パニックだけである。
その積立金は民人の健康や老後の蓄えであるが、甘いものがあると蟻が群がるように、利権のあるところにお役人と族議員が群がる。つまり、底なしの利権による政府の腐敗を是正されなければ、いつまでたっても一番バカをみるのは民人だということだ。
ある人がこのようなことを改革しようとするれば、他の権力に擦り寄るか、中に染まっていかなければならない。
これからは、貧乏でも、自分の考えを持ち、人の苦しみを理解できるような政治家が生まれるような世の中を作っていかなければならないと思う。