飛鳥時代、海路中国に渡ることは命を賭しての仕事であったと思う。なぜなら遣隋使船は、長さ約三〇メートルの木造船であったと推定される。丈夫な帆布のないこの時代には、稲わらを編んだむしろが帆に使われた。その原始的な船は、四、五十人の乗員を乗せて…
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